Satoブログ
ジャンク債
ジャンクとは「ガラクタ」の意味です。ジャンク債は「投資不適格債権」と呼ばれ、デフォルト(倒産)リスクが高く、しかし高利回りの債権をいいます。
ギリシャの国債10年ものが、昨日年利10%を越しました。・・・ということは、市場はギリシャの国家破綻の可能性が高いと見たわけですね。
直接のきっかけは、22日に欧州連合(EU)統計局が、09年のギリシャの財政赤字がGDPに対して13.6%になると発表したことです。12.7%程度という見込みを大幅に悪化させたことによって、格付け会社がギリシャ国債をジャンク債レベルに格下げしたことで世界の金融市場が大騒ぎとなったわけです。
でも日本も実はこれに劣らずなんですね。
OECDの「エコノミック・アウトルック85」(2009年6月)によれば、いわゆる先進国の「債務残高対GDP」資料によれば・・・ 189.6% 日本 122.9% イタリア 87.4% アメリカ 86.4% フランス 78.4% ドイツ 77.7% カナダ 75.3% イギリス まぁこんな感じなのです。
一般企業の財務と比べるわけにはいきませんが、年商10億円の中小企業が19億円の借金をしていたとすればとっくに破綻しているはずです(もっとも、実際にはそこまで借金はできませんが)。
とにかくギリシャ問題は決して他人事だとは思えません。かなりの痛みを伴ったとしても、財政健全化へハンドルを切るべきだろうと思います。借金での暗黒の時代にははいりたくないものです。
値下げと品質
イオンは今日から、イトーヨーカ堂は明日と明後日の2日間、野菜の販売価格を2割から6割値下げして販売するそうです。天候不順で野菜の値段が高くなっており、消費者に買い控えの動きがあることからの需要喚起が目的のようです。
給料が全般に上がっていませんので、消費者としてはありがたい話ではあるのですが、値下げ販売をするということは生産者からの仕入れ価格も下げることになるのかな?と気になりました。
おととい、久しぶりに“仙台朝市”を覗いてくる機会がありました。ここは、仙台駅からほど近い一角に、71店の魚屋さんやら八百屋さんやら乾物屋さんなどが軒を連ねている商店街で、飲食店の仕入先としても利用されているようです。
もともと、終戦後の混乱した時期に、お店が集まって青空商店街を構成したのが起源のようですが、スーパーマーケットの売り場と違って威勢のいい掛け言葉が飛びかう粋なスポットでもあります。
何げなくウォッチングしていると、物の値段は千差万別であり、産地や手のかかり具合によって値段の違いがわかるようになります。きっと、味も満足感もかなり違ったものが混在しているのでしょう。
たとえばしいたけ一つとっても、同じような大きさ・量で値段にばらつきがあるわけです。たぶん産地も栽培の仕方も違うのでしょうね。そして味もきっと違うものなのでしょう。
物の値段が下がることは決して良いことばかりではありません。販売するための経費が切り詰められた結果、人件費が抑えられて負の連鎖が考えられるというばかりでなく、生産経費をより下げるために本来なら手抜きして欲しくない部分まで切り詰められたりすると予想できない問題が生まれたりしかねません。
農産品でも工業製品でも、ある程度の適正価格が保たれるようになればいいのになと思うのですが、それを動かすのは我々消費者の消費行動によるところが大きいのですね。
デパートやスーパーは、会社の方針にしたがってプライスゾーンがある程度絞り込まれています。ですから、店内をグルグル回ってもさほど比較差を感じることが少ないように思います。一方、70軒以上のそれぞれのポリシーを持った小さな商店街だと、見比べていろんな差に気ずかされます。
買い物もしないぶらり探訪でしたが、なかなか面白いなと満足した次第です。
さくら咲く?
みちのく仙台でも桜の開花宣言があったのですが、しかし気温が低めの毎日が続いています。
いま現在も肌寒いのですが、明日は最高気温が10℃最低気温が4度という春にはとても思えない予報が出されている次第。おかしな天気はしばらく続くのでしょうか?
さくらと言えば、今日の日本銀行支店長会議で、全国9地域の景気状況を分析した地域経済報告がまとめられ発表されました。この報告書の別名が「さくらレポート」っていうんですね。
その報告によれば、9地域のうち四国と九州・沖縄を除く7地域で景気判断が上方修正されたようです。つまり、7地域で「景気が持ち直しの動きが見られる」のだそうです。
しかし、私の周りの人たちに聞く限りそういう実感を伴っている人たちが少ないように感じます。「一部カットされていた給料が元に戻った」とか「最悪の受注状況は改善してやっと一息つける感じはする」などというコメントは耳にしますが、いずれも「しかしずっと続くかどうかは大いに心配」という声が続きます。
【景気】という言葉を辞書で引くと、「社会全体にわたる経済活動の活発さの程度。好況と不況の間を変動する経済状態」とあります。そもそも景気の良し悪しに絶対的な尺度はないんですね。なんとか指数が過去最高になったとか、GDPの伸び率が戦後2番目に低かったなどと言われても、だから良いとか悪いとかは単純に言えません。
思うに、経済活動の活発さ=お金の動きだとすると、景気の良し悪しにはそれ以外に“気持ちの持ちよう”が相当大きな要素を占めるのではないかと思います。
経済的なゆとりが多少生まれてきたとしても、それ以上に心配や不安が大きいとすれば、「景気がよくなった」と笑顔を作れない気がします。
日本丸の経営陣には、気分的な安心感を醸しだす力量を期待したいものです。
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