Satoブログ
新潟の夜・・・
昨日は新潟で月例の研修会がありました。熱心な皆さんと何かを学ぶ時間は自分のためにも大変な刺激になり、こちらのほうが感謝いっぱいです。予定のコンサルティングセールスロールプレイングだけでなく、てんこ盛りでいろいろなテーマに話が飛び回った次第。夜はまたやってしまいました。美味しいのでつい地酒のピッチがすすみ、血中アルコール濃度はかなり高目を記録したのです。酒飲みはほんとに何度やっても懲りないものです。
いつもは朝6時前ごろにでてちょうど3時間ぐらいの新潟行きなのですが、昨日は福島新潟県境の雪とか凍結を警戒して、5時ごろ自宅を出ました。結論からいえば何の障害もなく予定通り3時間かからないぐらいで新潟に着くことができました。しかし早起きは三文の得といいますが、きのうはホントに得する思いをさせてもらいました。
それは少し感動するような風景なんですけどね。1つは郡山ジャンクション手前で、東の稜線に朝日の前兆であるピンクの一筋が浮かび上がった瞬間です。じつに美しい光景で、高速走行中であることも忘れてしばし首を横にして見入ってしまいました。冬のしかも出発を1時間早めたために遭遇できた素晴らしいシーンでした。
もう一つは会津若松を過ぎて新潟県境に近づいた付近での景色です。ちょうどその前後30分間ほど濃霧に包まれた中を走行していたのですが、ポッカリとキリの晴れ間スポットに突入したのです。自然のいたずらなのでしょうが、時間にしてほんの数分間分の晴れ間なのですが、その時の目の前に迫った山々の様子がなんと中国の水墨画に表現されるような幻想的な姿を見せてくれたのです。写真集などでも見ることができないぐらいの感動シーンでした。
お金のかからない美しいシーン。なんだかとっても得した気分に浸れた次第。
そういえば昨晩の酒席で盛り上がった際のメンバーの誓いを突然思い出しました。そうそう12月までの宿題を出して、6人で手を合わせて誓った約束があったのです。あのメンバーは覚えているでしょうか?酒の席の戯言などとは言わせません。Aさん、Kさん、Wさん、Zさん、Kさん、あれ必達ですからね。そして年明けにまた美味しいお酒を飲みましょうね。
悩み多き“ヒト”
昨日はS社様で定例の社長勉強会をしてきました。S社長とは、私が商工会議所でセミナーを担当した際に参加されていたのをご縁に、毎月勉強会にお邪魔する契約をいただいたのです。S社様は今年で満60期を終えられ、社歴だけでなく財務基盤のしっかりされた優良製造業種の企業です。
昨日のテーマは「会社を健康にするためのチェックポイント」でしたが、自社の決算書を横目に電卓をパチパチやりながらチェック項目を社長自身の手で確かめていただくことでいくつかの気づきを感じていただきました。経営指標の分析や観察などというと、会計士さんや税理士さんの専門分野に思えそうですが、こと経営に関する専門家はやはり経営者自身なのだと私は思っています。
ひとしきり2時間ほどのやりとりを終えたあと来月のテーマを決めたのですが、それとは別に現場のリーダーに対するコミュニケーション能力と技術についての話しになりました。現場の職長クラスの皆さんが、作業者を管理することの難しさ・・・特に意思疎通を図ることの難しさを感じていらっしゃるということなのです。
これは中小企業の(たぶん大企業も)かなり大きな悩みの一つだと言えます。というのは私が月例でお邪魔している企業様では業種を問わずこの点がどの経営者からも出されるテーマだからです。
経営に関する本を読むと、「経営とは会社の目的を達成するために自社の持つ経営資源を適性配置し活用することである」という類の表現が多く見られます。そして「経営資源とは、ヒト・モノ・カネ・情報を初めとする経営をしていくうえで不可欠なもの」などとも書かれています。
モノにしてもカネにしても知的財産にしても社風や企業文化にしても、およそ資源といわれるものを生み出したり活用するのはやはりヒトの手によって行われます。従業員とか組織というのはやはり重要な資源なんだということでしょうし、その人は他の資源と違って感情を持っておりコントロールが難しいといえるかもしれません。
使いようで人は大きな生産性を生み出すこともありますが、大きなブレーキに変わることもあります。賃金や待遇などの条件をよくすればいいかというと、そう単純なものではないようです。かのドラッカー博士の言葉に「企業はその企業がかかえる人材の能力以上の成長はできない」というのがありますが名言ですね。
しかし同じくドラッカー博士の言葉には「企業規模が大きいほど優秀な人材に恵まれているとは限らない」といのもあって、必ずしも知名度とか雇用条件に比例するとは限りません。要は人と人材として活用することは、規模が小さい企業であっても十分にできるのだと私も思います。
S社さんでは、年が明けた1月と2月に連続して職長さんクラス向けのセミナーを行うことを社長と決めました。アイデアがありますので、少し気合いを入れてセミナーの構成を考えてみようと思います。
ヒアリングとリスニング
昨日はほぼ終日お客様であるT社様にお邪魔してました。業務改善のお手伝いとそれに伴う改善案をまとめるために、中堅社員の皆さんからヒアリングさせていただいているのです。今週の月曜日にも4人の皆さんからお話をお伺いしたのですが、昨日も別の4人の皆さんからいろいろなお話を伺いました。
実務に関して全く私の未知なのですが、何かご提案をするときにはむしろ未知のほうがやりやすい面があります。余計な固定概念を持ってないことが強みになることがあるんですね。ただし、未知の強みがあるからと言って、何も知らないでプランを作ることなどできませんしやってはいけません。私はいつもお客さんの支援案を作るときには、社員の中の特に中堅リーダークラスの皆さんから直接1対1でお話させていただくことをお願いしているわけです。
社員の皆さんはたぶん「こいつ何者?」「怪しいやつだなぁ」などと思われるはずです。場合によっては経営側のスパイだからなどと警戒されることもあるでしょう。もしも自分が逆の立場だったとしても当然にそう思います。ですがバリアが高い状態でお話を伺っても、役に立つ情報収集は難しいものがあります。無難な情報とか差しさわりの無い情報だけであれば、わざわざ大勢の皆さんの仕事の手を休めて時間を割いていただく意味がありません。
ですから、お話を聞き始めるまでの短い時間でいか私への警戒感を解いていただけるかが非常に大事になります。長い時間をかける必要はありませんし意味もありません。警戒感を取り除くのはほとんど瞬間的な作業といってもいいようなのです。カウンセラーでもインタヴュアーでも同じでしょうが、これは聞き取りをする際に最重要作業と言ってもいいかもしれません。
警戒感がある程度取れたら、あとは傾聴心のみです。余計な自分の考えや常識などは頭から外します。相手の発言にコメントしたり論評してもいけません。大事なのは事実を伺うことだからです。まして実務に関して全く素人の私が、あれこれ言うほうがおかしいわけです。ただしうわべの聴き取りでは重要なポイントを外してしまいます。アイコンタクトやうなずきはとても重要なこちらからの意思表示ですし、何よりも欠かせないのは興味と好奇心です。それがもてなければ聴き取りなどおぼつきません。
昨日もいろんなお話を伺えました。問題点の聴き取りをする際には時に涙ながらの訴えを聴くこともあるのですが、昨日もそんなことがありました。社内ではいろいろな「事件」が起きているものです。放置できるものもあれば一刻の猶予も許されないものさえあります。お医者さんの問診にあたる部分ですが、そのあとの治療がなければ問題は解決しません。
コンサルタントは医者ではありませんので自分で治療することは行いません。治療の専門家は経営者です。私はできるだけ広い視野で見回したうえで最善策となるべき処方箋をとりまとめ、経営者にお渡しするわけです。
ですから中途半端な処方箋ではだめなのです。浅く差しさわりの無い事実を“聞いた”だけでは中身の濃い処方箋など作れません。深く本質的な事実を“聴いて”こそ役に立てると言うものです。
どんなコミュニケーションにも必要ですね、リスニング。いくら意識しても 難しいと感じる技術です。
![有限会社エフピーサポート[FPSupport] 有限会社エフピーサポート[FPSupport]](http://www.21fps.com/img/logo.gif)