少し肌寒く感じる今日です。東京では開花宣言が出されたようですが、みちのくの春は恥しがりやなのでしょう、なかなか姿を現してくれません。まぁ雪よりはいいですし、春の陽気をより好ましいものにするための演出なのだと思って、もう少し待つことにいたしましょう。
今日は仙台市内の小中学校の終業式があったようです。この学年も今日で終わり、4月からは新学年や進学しての新しい毎日が始まるんですね。来月にはピカピカの一年生もたくさん学校デビューを果たすんでしょうね、特に小学校に入学したての子供達の姿を見るのはこちらまで気持ちいいものです。
一方で、今日も無差別殺人事件のニュースが流されています。茨城でも名古屋でもです。広島では街頭演説中の国会議員も襲撃にあったとのこと。一体どうなっているんでしょうか?格差社会が原因だとか、不安定な社会を反映しているとかいろいろな見方があるようですが、他人事ではありません。いつ自分や身近な人たちが被害者になっても不思議ではないのです。
昔むかし初めてニューヨークに行ったとき、暗い路地や地下鉄には近づかないように!と案内役に言われました。実際その当時のニューヨークはかなり荒れていたようで、いたるところで事件が頻発していたものです。それと対比して日本は極めて治安の良い安全な国だとされていました。どこを一人で歩いても問題ないし、銃やナイフを使った刃傷沙汰などまずありえないと。
あれからわずか20年あまり、当時の常識はあっというまに覆ってしまった感があります。構成員が1億人を超す国家という社会で、こんな変化が起こるのには一つや二つの原因で片付けられるはずもありません。国を一つの組織として見た時、組織の中に大きな問題が芽生え、その問題が大きく膨らんだ末に現れた一つの現象がこれらのニュースだったとしたら、なんとか今のうちにその根を絶やさないと困ります。
フレッシュな一年生の無邪気で無垢な顔を見るとき、そんなことを考えてしまったりするものです。
東京証券取引所が発表した3月第2週(10日~14日)の株式売買状況によると、特に外国人投資家の株売りが増えており、買われた株より売られた株の売買金額が9226億円多かったということです。何気ない数字ですが、これは11年前のブラックマンデーで大騒ぎになった際の1兆1220億円に次ぐ規模の大量売りにあたるそうです。
そもそも株式を買おうとするのは、それが値上がりすることを期待してのことです。値上がりが期待できるものはたくさんの人が買おうとするため、更に値段が上がる動きをするのが特徴です。それでは売りが多いということはどういうことでしょう?値上がりが期待できない、または値下がりが予測されるとみるのが自然です。
バブル時の3万8000円の時代の半値になった現時点で、さらに売りが加速していることには・・・気持ちは悲観的にならざるを得ないというところでしょうか。
でも考えてみればそれを否定する材料が見当たりません。膨大な預かり資産である年金運用の目を覆いたくなるようなお粗末さ、道路特定財源のハチャメチャな目的外利用や財政状態を無視した国の借金の雪ダルマ化、停滞して遅々としてなんの効果的な対策をまとめられない立法府の見事さ、どんな問題ができてもきちんとしたリーダーシップを一切とる素振りのないトップをいただく行政府、任期切れなどとっくの昔にわかっているのにご丁寧にトップ不在を演出してくれる日本銀行・・・、こんな状況を見て日本は魅力ある!などと思うほうがおかしいわけです。
世界から見る目が情けないほどに低い評価となるのは当然のことをしているのですが、そもそもの元凶はどこになるのでしょう?イギリスの経済誌はズバリ「日本の有権者が悪い」という論調を載せてました。
君らにそんなこと言われる筋合いはない!・・・と一蹴したい気持ちなのですが、しかし冷静に考えればまんざら的外れでもないことでしょう。政治が悪い、国会が情けない、トップのリーダーシップが見えないなどと言っても、結局をそれを許容しているのは間違いなく有権者というか世論なのですから。
これは他人事なのではないのですよね。どうすれば明るい未来を描けるのでしょうか。外国人にどう思われてもいいのですが、我々自身の心はどうなんでしょうかね。