Satoブログ

中小企業金融円滑化法が

本日12月4日から試行されました。法案が国会で可決されたのが11月30日ですから、法律が作られてからわずか4日間で試行されるというスピードぶりです。

モラトリアム(返済猶予制度)という馴染みのない単語が飛びかうぐらい一時は話題になりましたが、いざ今日から本番と言うのに以外に静かな船出だなぁというのが率直な気持ちです。

試行されたといっても、何が具体的にどうなるのかが実はよくわからないからではないでしょうか。たとえば、中小企業庁のホームページでは大臣談話が載っているだけであり、経済産業省のホームページでは全く触れられておりません。

金融庁のホームページには、この制度に関する監査マニュアルが掲載されていますが、具体的には相談窓口まで!とあるだけで、制度の中身が解説されていないんですね。

この制度は、2011年3月末までの時限措置で、借り手から申し出があれば、返済猶予など貸し付け条件の変更に応じるよう、金融機関に努力義務を課すものなのですが、全く返済の可能性がない又は悪化が確実なところもしくは悪意のある先への適用は、結局社会のためにはならないだろうと想像できます。

また適用を申請したとすれば、自らギブアップを宣告することになりかねませんし、その後の追加融資に応じてもらえないかもしれないという不安もあり、積極的な利用を躊躇してしまいかねません。

昨年からの経済不況は真面目な中小企業に大きなダメージを与えました。そのために資金繰りに大変な苦労をしているところがたくさんありますので、そうしたところに救済の手を入れることは大賛成なのですが、仰々しい名前でのスタートの割りにどの程度の効果があるのかが見えないこの制度はいかがなものなんでしょうか、と思ってしまいます。

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ニュースあれこれ| 佐藤雑感

09年12月04日更新

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