
昨日はⅠ社様の経営計画発表会が行われました。新年度開始直前に、社長が今年度の振り返りと新年度への施策を全従業員に語りかけ、会社全体としてのベクトルあわせをしようという場です。
社員が60名規模の製造業種で、この一年はもっとも厳しい経営環境にあった業種ですが、Ⅰ社さんはその中でも比較的順調な推移を確保することができました。
会社の持つ技術力だけでなく、社長の先見性やそれをサポートする経営陣の熱意、そして社員の皆さんと共に着実に育まれた対顧客信用力の強さが最大の秘訣だったわけです。
社長の考えで、セレモニーは会社を離れて一流のホテルで行われています。重要会議へモチベーションとなるだけでなく、ふだん工場内で他との接触が少ない社員の皆さんに、質の高いサービスを体験させることが本業にも生かされると考えられているからなんですね。
費用も時間もかかるわけですが、貴重な人的投資としてさらなる前進のために効果があるのだと思います。
メインイベントは社長の施政方針演説ですが、Ⅰ社さんの場合はそれに人事考課と懇親会がセットになったセレモニーという特色があります。
これは午前中の人事考課の時間に、自己評価や目標設定シートを記入している皆さんの様子です。ふだんは製造に適したユニフォームを着用している社員さんが、全員スーツ姿でそれぞれのふりかえりをしているところで、皆さん真剣なまなざしです。
このあとコンベンションホールに移動しての会議では、社長がずっと考えておられる会社の目標や戦略などを熱く皆さんに語りかけていました。
H社長の姿勢は会社の貴重な財産なのですが、全く私利私欲を排した経営哲学は、私も常に教えていただくことが大きい素晴らしい姿勢です。
こういうトップと、その意思を共感して前を向こうとしている社員さんがたくさんいらっしゃっる企業であれば、かならず顧客のため社会のために貢献度の大きな組織になっていくのだろうな・・・と確信させられます。
今回に限らず、この会議にご一緒させていただくたびに、新鮮な気持ちにさせていただけることに感謝です。 ありがとうございました。
外国為替市場での米ドル/円相場が、88円を割り込んで円高が進んでいます。円が強くなったわけではなく、米ドルが売られているのでしょうが、理由はそう単純ではないようです。
昨日の財務省の発表では、10月の貿易収支が8000億円以上の黒字と、1年7ヶ月ぶりの輸出好調の様子が発表されたばかりですが、円高は輸出にとっては良いことではありませんので通貨の相場も気になるところです。
ところで、政策金利という金利水準があります。それぞれの中央銀行(日本の場合は日本銀行)が、国内の通貨流通量を調整するために一般の銀行にお金を貸し出す際に使っている基準の金利です。
昔は公定歩合というのが、日本銀行→一般銀行への貸し出し金利だったのですが、民間の銀行による金利の自由化が行われて以降は公定歩合が機能しなくなり、今では「短期金融市場金利」=「無担保コール翌日物金利」=「日本の政策金利」となっています。
先月の世界各国の中央銀行による政策金利は以下のようになっています。 1、日本 ・・・ 0.10% 2、米国 ・・・ 0.25% 3、欧州 ・・・ 1.00% 4、英国 ・・・ 0.50% 5、豪州 ・・・ 3.50% 6、NZ ・・・ 2.50% など
昔は、各国の金利差がもっと大きかったので、金利の低い通貨を調達して金利の高い通貨で運用するキャリートレードなどで巨額の資金が動き、通貨の相場を上げたり下げたりすることがありました。
日本の政策金利は他に比べてやはり非常に低い状態が続いていますので、景気刺激などの金利操作の余地が小さいことがわかります。
しかし景気刺激策として公共事業などを乱発する従来のやり方では、ただでさえ巨額の財政赤字がさらに進んで危険な状態になることが考えられ、何をするにも難しい状態になっているのが現状です。
妙な理屈になってしまいますが、無駄を排除した上で早めに増税を行って国の財政を安定させることが一番の景気対策になるのではないかなぁと思ったりするゆえんです。