Satoブログ

87円代

外国為替市場での米ドル/円相場が、88円を割り込んで円高が進んでいます。円が強くなったわけではなく、米ドルが売られているのでしょうが、理由はそう単純ではないようです。

昨日の財務省の発表では、10月の貿易収支が8000億円以上の黒字と、1年7ヶ月ぶりの輸出好調の様子が発表されたばかりですが、円高は輸出にとっては良いことではありませんので通貨の相場も気になるところです。

ところで、政策金利という金利水準があります。それぞれの中央銀行(日本の場合は日本銀行)が、国内の通貨流通量を調整するために一般の銀行にお金を貸し出す際に使っている基準の金利です。

昔は公定歩合というのが、日本銀行→一般銀行への貸し出し金利だったのですが、民間の銀行による金利の自由化が行われて以降は公定歩合が機能しなくなり、今では「短期金融市場金利」=「無担保コール翌日物金利」=「日本の政策金利」となっています。

先月の世界各国の中央銀行による政策金利は以下のようになっています。                                                          1、日本 ・・・ 0.10%                                                                                                             2、米国 ・・・ 0.25%                                                                                              3、欧州 ・・・ 1.00%                                                                                                        4、英国 ・・・ 0.50%                                                                                                                    5、豪州 ・・・ 3.50%                                                                                                    6、NZ  ・・・ 2.50%   など

昔は、各国の金利差がもっと大きかったので、金利の低い通貨を調達して金利の高い通貨で運用するキャリートレードなどで巨額の資金が動き、通貨の相場を上げたり下げたりすることがありました。

日本の政策金利は他に比べてやはり非常に低い状態が続いていますので、景気刺激などの金利操作の余地が小さいことがわかります。

しかし景気刺激策として公共事業などを乱発する従来のやり方では、ただでさえ巨額の財政赤字がさらに進んで危険な状態になることが考えられ、何をするにも難しい状態になっているのが現状です。

妙な理屈になってしまいますが、無駄を排除した上で早めに増税を行って国の財政を安定させることが一番の景気対策になるのではないかなぁと思ったりするゆえんです。

 

カテゴリ : 
佐藤雑感

09年11月26日更新

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