Satoブログ

不況とは言っても

化粧品の販売額は全く落ちていないのだそうですね。小売業の分野別でも、最も増加率の高い商品群のようです。

景気にかかわらず「綺麗になりたい」という人間の欲求は抑えられないというところでしょうか。全体の世帯収入は下がっていますので、財布の紐がきつくなるものとそうではないものと、ちゃんと明確な区別があるのでしょう。

化粧品といえば、異業種からの参入が目立っているのだという記事がありました。

たとえば富士フィルム。フィルムと化粧品とで関連があるのか?と思いますが、フィルムの原材料にコラーゲンが使われているのだそうですね。また、写真の色褪せを防ぐための抗酸化防止剤が、肌の色褪せ防止にも応用が効くのだそうです。

梅酒で有名なチョーヤもそうです。なんでも梅の種の中から抽出できる成分が化粧品に転用できるのだそうで、ある意味廃棄物利用で化粧品作りなんですね。

変わったところでは、冷凍食品のニチレイもそうだそうです。この会社では自社で花の栽培を手がけており、その花を化粧品に利用するのだとか。

世の中が不況だから売上減少はしかたない・・・では企業は生き残れません。したたかに多角化を図って、場合によってはそれまでの本業をしのいで業態そのものが転換してしまった会社も数多くあります。

何十年・何百年もその道一筋で極める会社もあれば、時代時代で常に変化して成功する会社もあります。もちろん、どちらにしても中途半端ではうまくいくはずもありません。すごいエネルギーが必要ですね。

ひとつ言えることは、これまでと同じ事をしていてはいずれ必ず衰退するという原則があるということです。一つを極めるにしても、少なくともその質は常に向上していかなければなりません。成長とは変化することなんですね。

そういえば、何歳になるかは忘れましたが、今日は私の誕生日でした。これまでを振り返り、明日からまた気持ちを新たに変化していきたいと心に誓うわけです。

年に1度ぐらいはそんな気持ちにを持つことも大事ですね。

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09年07月31日更新

プライマリーバランス

とは、「基礎的財政収支」と訳されるようですが、国の財政状態を示す指標の一つです。

国の予算のうち、「国債費を除いた支出」と「新規の国債による借金」を除いた収入とのバランスですから、家計にあてはめると・・・毎月の給料から住宅ローンやクレジット支払分を差し引いた生活費(食費やら教育費やらもろもろです)を使うと残高がいくらになるか?ということです。

当たり前ですが、残高がプラスになれば貯金をしたりご馳走を食べたりできます。マイナスであれば、生活を守るために貯金を取り崩すか新たな借金をしなければなりません。

一般家庭でマイナスがずっと続いたら、宝くじが当たるなどの神風が吹かない限り、確実に“破産”状態に近づいていくことは間違いありません。多くの人は、そうなってはまずい!と思うので、収支が赤字になるときは食べたいものを我慢したり、家族の旅行を取りやめたりいろいろな支出を削減する努力をするわけです。

さて、日本の国家財政ははっきりと大きな赤字であることは明確です。「プライマリーバランスが大きなマイナス」になっているわけです。

しかも、これは今に始まったことではないのです。過去30年間のプライマリーバランス推移をチェックしてみると、過去30年間で、少しでもプラスになったのは昭和62年~平成4年までのわずか6年しかなかったほどです。

収入に対して明らかな浪費がずっと続いているということです。その結果が、680兆円の国債ともろもろの借入金を合わせてなんと846兆円という、恐ろしい数字になっているのです。

さて、収支のバランスがマイナスに振れたとき、我が身に置き換えれば「節約」したり「贅沢を我慢」するのは当たり前にしていることなのですが、それが国の財布に変わった瞬間にほとんどの人は他人事になってしまっているのではないでしょうか。

プライマリーバランスがマイナスになっているということは、表現を替えると「負担している税金などに比べて、多すぎる行政サービスを受けている」と言うことができるのです。

行政サービスのコストを削減するか、サービスそのものを減らすか、たぶんその両方が必要なのでしょう。

こうしたことを考えると、高速道路の通行料が下がったり、補助金が増えたりすることを素直には喜べなくなってしまうわけです。

 

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09年07月30日更新

26万7200円

これは昨年1年間の国民一人当たりの○○費です。 さぁて、○○に入る言葉はなんでしょうか?

 

 

 

 

答えは「医療費」でした。

厚生労働省の統計によれば、昨年1年間に使われた医療費は34兆1千億円だったそうです。単純に人口で割ってみると、タイトルに書いた金額になるわけです。

簡単に34兆円ってすごい数字です。ちなみに今年の一般会計における税収は46兆円程度の見込みなわけですから、その医療費の割合がいかに巨額かがわかります。これには介護費はもちろん含まれません。

日本は世界でもトップクラスの長寿国です。医療サービスの充実がこの要員の一つであることは間違いありませんが、高齢社会がさらに進むことを考えれば医療費の負担も増えていくはずです。しかも、医療サービスを支える医療保険財源を支える若年層はどんどん少なくなっているわけです。

かといって、一度享受した医療サービスの放棄ができるでしょうか?

だとすれば、医療費財源の枠組みを見直すか、保険制度による皆保険サービスを修正するかというところでしょうか。どちらにしても必ず国民負担は大きくならざるをえません。あるいは、お金のある人以外は手厚いサービスが受けにくくなるかです。

安心できる暮らしを望むのに全てに満足できる体制などありはしないはずです。税収が46兆円しかないのに30兆円以上の借金をしながら国の運営をするなんて続くはずもありません。次世代の若者に気の毒です。

選挙で各政党が“バラ色”のマニフェストを打ち出していますが、良識ある多くの国民は“納得感”のある負担は受け入れる見識を持っています。

願わくば中長期の視点に立って、日本という国家を描いてもらいたいものです。

 

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09年07月29日更新

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