Satoブログ
バイオ燃料も赤字?
アメリカのバイオエタノール生産会社の経営が悪化しているのだそうです。CO2削減や原油高騰対策として時代の寵児としてもてはやされているかと思いきやです。原料となるトウモロコシの値段は2006年で1ブッシェル(約35リットル=約25Kg)当り2ドル台だったものが、今年1月には5ドルを突破し、6月末には7.5ドルに達したのだそうです。
現在は5ドル台まで低下しているのだそうですが、それでも作れば作るほど赤字の状態なのだとか。好調時には9ドル台を確保していた生産マージンが今は1ドル台、中小規模の業者では会社更生法の申請が続出し、大手も工場建設の凍結などな続いているのだとか。
そもそも最近の食料高騰は、新興国の需要拡大よりも穀物のバイオ燃料使用などが大きな要因だと言われていたわけで、そうやって増産してみたところ自分の首を絞めてしまう結果になるのですから、大いなる皮肉としかいいようがありません。
もっともマージン低下の要因は、原料価格の高騰だけでなく、インフラの未整備からエタノール燃料価格が予想より売れない状況があるようです。ガソリンがどんどん上がっても、エタノール燃料価格はここ2年間横ばいだそうですが、たしかにエタノール燃料スタンドも目にしませんし、エタノール燃料対応できる車も目にしません。買い手がなければ作り手も商売にはならないというところでしょうか。
それにしても食品価格の高騰は迷惑このうえありません。ここのところの途上国での政情不安には、食料不足やインフレが大きくかかわっているようです。純粋に食べ物が足りなければ世界中が対策を考えなければならない最重要事項といえますが、食料不足だけでなくお金の投機に振り回されている要素が大きいとしたら、あるとき需給バランスは突然変わってしまうことが考えられます。
投資の自由を制限することはできませんし賛成できませんが、そのためにこうむる世界中の人の不安のほうが大きいのであれば、なんとかルールを作って欲しいものです。
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