Satoブログ
景気後退の指標
昨日内閣府から今年4月から6月四半期の実質GDPが△0.6であったことが発表されました。1年の4分の1の期間の数値ですから、1年に換算すると△2.4%と2001年以来の大幅なマイナスとなっています。とはいえ生活実感や企業の景況感をよく見ていれば、当然といえる数字ですのでとりたててビックリするニュースでもないように思います。
ところでGDPって何でしょう? Gross(全体)Domestic(国内)Product(生産したもの)の頭文字をとったもので、「国内総生産」と訳されています。つまり消費者が家を買ったり車を買ったり、企業が設備を買ったりした合計で、国内で使われたお金の総計を意味してます。そして、前年のGDPと比べてどのくらい伸びたかを示す数値を「経済成長率」といいます。
一昔前の経済状況を示す指標としては、GNPがよく使われていました。 Gross(全体)National(国民)Product(生産したもの)の頭文字をとったもので「国民総生産」と呼ばれています。全体の数値にそれほど大きな違いはないのですが、GDPとGNPは何が違うと思いますか?
例えば日本人が海外に住んで家を買った場合、GDPには含まれませんがGNPには含まれます。反対に日本に住む外国人が日本で車を買った場合、GDPには含まれますがGNPには含まれません。GDPは「日本国内」で使われたお金を計算するのに対してGNPは「日本人」が使ったお金を計算します。しかし海外で消費されても日本国内の企業に恩恵があるわけではありませんし、外国人であっても日本国内で消費されれば国内企業に恩恵が及ぶことから、いまではGDP指標が経済成長を示す指標として一般的になっているわけです。
ちなみに世界のGDPダントツトップはアメリカで、以下日本・ドイツ・中国・フランス・イギリス・イタリア・ロシア・スペイン・ブラジルまでがトップ10です(2007年確定値)。しかし近いうちに中国が日本を抜かすのは間違いないかもしれません。
まぁ数字が大きすぎてよく把握できませんが、景気後退の足音がヒタヒタと聞こえてきつつあることは間違いないようです。財政悪化を招かない範囲での景気対策はもはや必須です。特に中小零細企業の資金調達などに政府が主導して道を作ってもらいたいものです。
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