Satoブログ
ダウ平均と日経平均
株式に関心がない方でも、連日の株式市場に関するニュースを耳にしない日はありません。昨夜・・・日本時間では今日の未明のアメリカではダウ平均株価が9千㌦を割ったそうです。毎日記録的な下げ幅を記録していますが、どこまで下がるのかは正直誰もわからないといったところではないでしょうか。
10日にアメリカで(日本とニューヨークは13時間の差がありますので、東京証券市場が終わった後になります)G7の蔵相・中央銀行総裁の会議があります。その結果次第でかなり株式市場も動くと思われますが、アメリカや欧州がよほど思い切った手を(金融機関への資本注入などです)打つと宣言されない限り、良い方に動くとは思われません。
こんなキーを打っている最中に、東京では日経平均が9000円を割りこんだというニュース速報が携帯メールにはいってきました。前日のニューヨークが大幅な続落でしたから、これは当然のことで今夜のG7会議の結果で・・・。ちょうど日本の市場は明日から3連休になります。世界のマーケットが劇的に動く可能性がある間の休みです。連休明けの14日は、大幅に下落するか大幅に反発するかの可能性が高いと思われます。
ところでニューヨークの株式市場は世界の株式市場に大きな影響を与えるところです(・・・もしかしたら「ところでした」という表現に変わっていくこともありえますが)。ニューヨーク株式市場の株価指数を表す指標として代表的なのが「ダウ平均株価」です。
これはアメリカの経済ニュース通信社であるダウ・ジョーンズ社がアメリカのさまざまな業種の代表的な銘柄を選出して、平均株価をリアルタイムで公表する株価平均型株価指数です。「工業30社平均」「輸送20社平均」「公共40社平均」の3種類がありますが、ふだん私たちが耳にしているのは「工業30社平均」の指数のことです。
工業と銘打ってありますが、現在では娯楽・メディアのウォルトディズニー社やソフトウェアのマイクロソフト社・小売りのウォルマートストアーなども組み込まれており、アメリカを代表する各業種の30社の株価を指数化したものです。
一方東証株価指数の代表で使われる「日経平均株価」は、日本経済新聞社がダウ・ジョーンズ社の計算方法を参考にして数値化しているものです。ただしダウ平均は30社を平均したのもであるのに対して、日経平均は225社と大きなグループになっています。一新聞社の計算手法ですので、、日経グループ以外の新聞やテレビでは、「日経」という固有名詞を避けていましたが、いまでは普通に日経平均と呼ばれるようになっています。
日本では日経平均のほか、東証1部上場全銘柄を対象として指数化して毎分公表している「東証株価指数」がベンチマークとしてよく使われています。英語の「Tokyo Stock Price IndeX」を略して、TOPIXと呼ばれるのが一般的です。
「満は損を招き、謙は益を受く」
中国の古典である『書経』に書いてある一節だそうです。古来、満ち足りて驕り高ぶる者は大きな損失を被り、一方、常に謙虚に「相手に善かれし」と考えている者は、素晴らしい幸運を勝ち取る。という意味です。
じっくりと考えてみたのですが、やはり真理ですね。世の中に素晴らしい人はたくさんいらっしゃいますが、自分がそう思う人の中に利己的な人はほとんどいないようです。自分という視点の前に、相手視点を気遣えることが自然にできていることが、他人から見れば人徳と感じれる部分なのでしょう。
人間にはたぶんごく普通に自己顕示欲がありますので、どんなに気をつけていてもそれがちょろっと芽を出すことがあるものです。それが度々になると相手から敬遠されるのは当たり前のことです。謙虚に相手の立場であり続けることは本当に難しいものです。しかも自然にそうした態度が身についているのは至難かもしれません。
もう15年も前になりますが、日本を代表する大企業の副社長をされていたS氏からこんな話しを伺ったことがあります。
「なぁ佐藤君、たとえば皆で銀座のクラブに飲みに行ったとするよね。みんなと楽しく談笑をしていても、隣りについてくれた女の子のグラスにも目配りを忘れず、空になりかけたらさりげなくおかわりを勧めることを欠かさない。仕事ができる人っていうのはそういうものなんだよ。」
謙虚さとは少しニュアンスが違うかもしれませんが、その言葉は未だに頭の中に刻まれています。殺伐とした時代だからこそ、余計にそうした気遣いとか思いやりとか謙虚さとかが際立つ要素となるのかもしれません。
「満は損を招き謙は益を受く」 あらためて意識しておきたい思いです。
時代の変化は早い
AIG保険の生命保険部門が売却されることになったようです。もともと公的資金投入の条件として、早期に固定資産を売却したお金を返済にあてることとされていましたので、好調な日本のアリコジャパンなどは優良資産として売却される可能性が高かったことですから特に驚きもありません。
ただ、ついこの間まで「日本で唯一のAAA保険会社・・・」という安心のキャッチフレーズが使われていた保険会社が、まさかこんなに早い時期に売却されることを予想していた人はほとんどいないはずです。もちろん売却と言っても、業績不振で倒産するのではなく、親会社の借金の穴埋めに価値が高い会社として売られるわけですから、契約者は余計な不安はもたれなくても良いのだろうと思います。
どうやら、アリコジャパンとかスター生命とかエジソン生命とかを切り売りするのではなく、アメリカの生命保険部門を一括売却したい意向のようで、売却額も1兆円以上の巨額なものになりそうですから簡単に手をあげられるものではありませんね。日本生命や東京海上火災保険のほか多数の外国金融機関が下馬評にあがっているようです。
昨日も錆び付いた頭を少しは動かしながら、朝から夕方まで企業経営理論の講義を受けてきました。企業理念とか、経営戦略の概念やその根拠なんていう講座です。昔は、企業経営にあたって過去の分析は効果があったとされますが、最近は過去の分析は必ずしもあてにならなくなってきているとされます。
それだけ経営環境や周辺環境が大きく様変わりしているということでしょう。今までの公式があてはまらない計算問題がたくさんあふれてくるようになったということなのかもしれません。温故知新という言葉が、経営とか経済という領域では当てにならなくなる時代がきているのかもしれません。
そこでますます大事になるのが創造力なのでしょう。製品やシステムの創造に限らず、考え方や分析にも新しい自己基準を設けないと説明がつかないことがたくさんでてきていることは間違いありません。
金曜日はⅠ社さんの社長と夜中までミーティングをさせていただきました。人事制度と評価制度に関するあれこれを話しあった訳ですが、何かをいじろうとするとき一旦根源まで立ち戻ってまっさらな頭で再構築することが必要ですね。会社の部門戦略のなかでも重要度の高い人事戦略ですから、話し合いや不安解消のために雑談形式討論はいくらでも時間を割いていいのです。
世の中の価値観は常に変化しており、しかもその変化の仕方が予想の範囲を超えることがたくさん出てきたようです。意外に直観力などが重宝されるかもしれません。
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