Satoブログ
2時間の大工事を
といっても、自分の口の中の大工事でして、つまり歯科医院でのお話し。今回は完全に全てを治そうと通い続けているわけですが、昨日は予想外の深い虫歯のため相当の時間を使いました。
2台隣のユニットでは、男の子が泣き叫びながら治療を受けていましたが、大の大人である私だって麻酔の注射をしたり、ドリルの音が口の中で響くことが嫌いでしかたありません。午前中は麻酔が効いていたのでそれほど気になりませんでしたが、午後になって醒めてしまうとズキンズキンと痛みが湧いてきました。
その痛みを顔に出さないように会議があったのがS社様の経営会議で、あれこれ話をしながら実はじっと歯の痛みに耐えていた次第。S社長、ミーティングの切れ味が鈍かったとしたら、多少歯の痛みも関係していたかもしれません、ごめんなさい。
S社様での昨日のテーマは就業規則の見直しでした。記録をさかのぼると、S社の就業規則は昭和56年に最初のが作られ、次に平成6年にリニューアル(条文等の修正ではなく完全な作りなおしです)されていました。それもその後全く手つかずできているので、法令の変化に対応できていない部分などもあるだろうということでの見直し作業なんですね
いろいろな会社の就業規則を見せていただくと、多くは同じパターンで作られていることがわかります。つまり常時10人以上の社員を使う会社にとっては義務なのでとりあえず規則を作ってある。しかも、労働基準法で定めるレベル以下の決め事はできないので、とりあえず基準法で定める最低限のレベルを就業規則の基準とする・・・という会社が多いということでしょう。
でも、就業規則って会社の雇用関係のルールブックなんですよね。学校の校則のように、○○○をしてはいけませんとか、×××は守りなさい!といったルールの羅列であれば読んでいても実につまらないものです。昨日のS社さんの就業規則は、上(会社側)から下(従業員側)にモノ申すといった書き方が非常に目につきました。どうも役所の方に作っていただいたらしいのですが、一方の当事者である従業員側からみたら全く不快な気分になるのではないでしょうか。
ですから、S社長とは「そもそも就業規則ってなに?」から始まり、「就業規則に書かれなければいけない項目は?」「書いておいたほうがいい項目は?」などの原理原則のおさらいをすることから初めて、全条文を読み合わせしてみました。結果、社長ご自身就業規則の全部を詳細にチェックしたのは今回が初めてであったことが発覚しました(笑)。
雇用はまぎれもなく契約です。しかしその根本は会社目的の達成に向いていなければなりません。つまり、就業規則は従業員を縛るためでも、会社が争議から逃れるためのものでもなく、会社の目標を共有して共に頑張りましょうね!というスタイルであるべきではないでしょうか?
もちろん正式な文書にするには専門家である社会保険労務士さんの手を通さねばなりませんが、就業規則にこめる思いとか意思は会社が作るべきものです。規定の詳細に至るまで会社が魂をこめて方針をまとめ、最後の手続きレベルを専門家に依頼すべきであって、最初から丸投げすると結局はどこでも見られる形だけものになりかねません。
次回は規定関係の詳細を読み合わせしますが、これもけっこうな大工事になりそうです。
早朝研修
昨日はA社さんで朝6時開始の研修を担当しました。6時開始ですが、準備等のために5時半には到着しなければなりませんので少なくとも4時台の起床です。しかもこれはしばらくの間毎週続きます。参加される皆さんも大変ですが、講師が遅刻してはシャレにもなりませんのでちょっと気合いを入れなくてはいけませんね。
もう5年も前に同じように6時開始の研修を主催したことがありましたので久しぶりのことです。営業研修ですから、営業活動時間帯にするのは馬鹿げてますし、夜遅くにやっても疲れた後では非効率的ということでの早朝企画です。もちろん知識習得が目的ではなく、営業実践で効果を挙げることが目的ですので、作戦を練って実効性のあるものにしていきます。
お昼前には、H社のK社長が会社にお越しになりました。工場が手狭になってきたと感じておられたところに、銀行さんから工場団地内の既存工場施設が手に入れられるかもしてないとの情報があったとのこと、どうしようか?という内容です。既存の会社は操業中なのですが、縮小のために手放す可能性がありそうだということからのお話しですが、例によって「そもそも会社の経営計画は・・・」というところから、頭の整理をするお手伝いをさせていただきました。
人間一つのことに焦点をあてて考えすぎると、時に全体の把握を飛ばしてしまったりするものです。しかも一人で考え込めば考え込むほどその迷路に迷い込んだりもします。第三者の意見を聞いてみたり、5W1Hの質問で自答したりという一息は必ず必要ですね。何らかの決断に際して、しばしば論理よりも感情が勝ることが少なくありません。ところが感情コントロールって難しいものですね。無我の境地って、そんな技を身につけられたらいいなと思います。
夕方にはSクリニックにお邪魔してF先生と医療と介護についてお話ししてきました。F先生とももう5年以上のおつきあいになります。コンサルとして毎月一回ミーティングを持っているのですが、こちらが反対に教わることばかりで恐縮至極です。業界のことを知るには、その業界の経営者に伺うのが一番の早道ですが、お金をいただきながらこちらが勉強させてもらってるようで・・・。でもそれ以上の情報や安心をご提供するのが存在意義ですから、一層がんばりますね。
夜は事務所に戻って、仕掛かり中の資料作り。なかなかテキパキと進みません。能力なのか要領なのかはたまた根性なのか。今週からは新しい勉強のカリキュラムを始めたりして大丈夫なんだろうか?などと思ったりします。そうそう忘れてました、金曜日から仙台駅近くの資格学校へ通学します。週に1回約3時間というところでしょうか。生来の怠けグセが出ないよう自己管理を更に徹底しなくては。
早朝研修では講師を担当させていただきますが、日中は自分が受講生として臨むわけです。
15時間・・・
土曜日は3社で三人の経営者のみなさんと長時間ミーティングを持ちました。それぞれテーマが違うものでしたので、頭の中の回路がショートしかけて、まだまだ頭の整理が不十分と反省しきりでした。
まず9時からT社のS社長と直近の事業計画の打ち合わせです。同社は中国にも子会社を持って、社長は日本と中国を半々で行ったり来たりですから大変です。最近は海外への生産移行が進んでいますので、国内での事業展開はだんだん難しくなってきているのです。中国での製造体制強化を含めて、直近の課題を入念に話し合いました。
12時半からはA社のH社長と、人事制度についての打ち合わせです。賃金制度と評価制度をこの際きちんとしたものにしたいということで、これも入念なヒアリングをしました。経営者にはそれぞれ社員の皆さんに少しでも報いてあげたいという気持ちがあり、しかし会社や経営者自身の評価基準はそれぞれですから、一般論を示したところで何の意味もありません。会社にとっても、社員にとっても共に価値のある制度をちゃんとした形にしなければと気を引き締めた次第です。
15時からはⅠ社のS副社長と、今回の中途採用に関わる書類選考に神経を集中しました。採用予定が7~8名と目論んでいたところに、応募書類が60通以上も集まったため面接導入をするための審査です。応募された方にとっても人生の重大事かもしれませんし、採用する会社にとっても将来を決める可能性がある人選です。とても中途半端な選考ができる状況にはありません。1通の履歴書、添付してある写真、細かく書かれた職務経歴書やその中身を時間をたっぷりかけてチェックです。
全部終わったのが夜もだいぶ更けてから。体は動いてないのですが、頭をあちこちに使ってけっこうな疲労感です。ただし、どの経営者の皆さんも真剣そのものですので、こちらもぼんやりするわけにはいきません。何の技量もない自分ですが、こうした熱い思いの経営者の皆さんとお話させていただくだけで、ホントに自分に無形の財産が積み重なっていくことに感謝する次第。
この記事を書き始めてほどなくはいったニュース速報によると、トヨタが今期の生産台数を下方修正したようです。原油高に食品等の値上げや、家計所得の伸びの鈍化・・・。ますます“不景気”の三文字が現実感を帯びてくるこのごろです。ただし、不景気になれば全てが不調になるわけでないことだけは明確で、ピンチはチャンス到来であるとも考えれば、こういう時だからこそ頭を使って決断をしていく価値があるというものです。
根拠のない楽観主義はいただけませんが、必要以上に下を向くのはもっとダメです。やはり他人よりは一歩先を歩いていくことを忘れたくありません。
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