Satoブログ

情報を咀嚼すること・・・

埼玉で起きた“当て逃げ”事故が、一部始終を録画した動画がインターネットに公開されたのですが、それが一部で大変な話題になっています。そもそも、なぜ録画があったかというと、被害車両に車載カメラがついていてその前後約7分間が克明に記録されていたというわけです。私もその動画を見ましたが、確かに加害車両は非常に乱暴で、当て逃げをしたうえで赤信号を無視して逃走ぢていますから、被害者にはとんでもない災難です。

録画テープは警察にも提出されたようですが、いまだ犯人の逮捕には至っていません。車両形式もナンバーも鮮明に録画されていますから、車の所有者が割り出されたものの、所有者いわく「車両は自分のものだが運転していたのは別人である・・」ということのようです。このこと自体、全く状況を知らぬ人間がウソだとかホントだとかコメントすること自体本来できないことでしょう。

しかし、現実にはこの録画テープから車両が特定され、所有者の氏名どころか勤務先までネット上に公開されてしまいましたので、勤務先へ苦情が集まることなり、会社は自社のホームページ上で一連の顛末を明らかにして謝罪したうえで、車の所有者を懲戒免職にした旨の報告をせざるをえなかったようです。その会社のホームページも見ましたが、お詫びだけで他の昨日は全部閉鎖している状況でした。

さて、仮に今回の一連の出来事がすべて真実だとしたら、当然加害者は刑事上も民事上も責めを果たさなければならないのは言うまでもありません。しかし、ネットの匿名社会が勝手に警察化してしまうと、真実でないものまで仮想の真実(いわゆるでっちあげ)に作られてしまう危険をはらんでいます。それはあまりにもリスキーで、そうしたメリットよりははるかにデメリットが大いものになってしまうに違いありません。

情報はあまりにも私たちの周りに溢れかえっています。しかし事実か虚構かは冷静に判断しなければ、情報そのものが凶器にもなってしまうことを私たちも自覚すべきだといえます。そして事実であってもヒステリックに反応する前に、冷静に情報処理することも大切なことに違いありません。

新聞やテレビの情報であっても、自分で客観的に評価する訓練をしなけれならないと自戒するこのごろです。

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ニュースあれこれ

07年06月26日更新

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