Satoブログ
言って良いこと悪いこと
原則として政治ネタは扱わないこととしているのですが、少し頭にひっかかることがありましたので感想を言わせてもらいます。
米国大統領が22日に行った演説に、日本や韓国・ベトナムの例をみればイラク侵攻は価値のあることだ・・・旨の発言をしています。イラクの現状は誰も喜ばない結果となっていますので、決定者として正当性を主張することは十分にわかりますが、しかし引き合いに出している内容は、かなり日本を侮辱したものに思えます。
発言の趣旨は、日本や韓国はアメリカが参戦して勝利したから民主化できたのであって、そうでなかったらアルカイダと同じ国になっていたのだとか、ベトナムはアメリカが勝利せずに撤退したためにひどい状況を生んだのだとか・・・。要するに、イラクに侵攻したのは民主化樹立のアメリカの支援であり、いま撤退したらベトナムのように悲惨な状況を生むのだ、という論説のようです。
たしかにそういう見方もありますが、その反対の見方もあります。しかし一国のリーダーが、まして超大国のリーダーの発言としては表現にもっと工夫があってしかるべきでしょう。モノのたとえは、主張をより具体的にわかりやすくするための手法ですが、悪い引き合いに出されるほうは気分のいい思いをするはずがありませんし、何より正しい戦争などありはしないと私は思います。
しかし心に引っかかっているのはその発言要旨ではないのです。その発言に対する抗議なり、否定的なコメントが日本からでないことが引っかかるのです。ベトナムでは、発言の翌日に外務省報道官が不快感の表明をしましたが、日本では高官のコメントどころか一言もなかったように思います。つまり公式には否定も嫌悪感も示さなかったことになりますし、ということは肯定する意になるのでしょうか。
言うほうも言うほうですが、聞くほうも聞くほうです。たかが米在郷軍人会の集会での発言・・・ということなのでしょうかね。
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