Satoブログ

悩み多き“ヒト”

昨日はS社様で定例の社長勉強会をしてきました。S社長とは、私が商工会議所でセミナーを担当した際に参加されていたのをご縁に、毎月勉強会にお邪魔する契約をいただいたのです。S社様は今年で満60期を終えられ、社歴だけでなく財務基盤のしっかりされた優良製造業種の企業です。

昨日のテーマは「会社を健康にするためのチェックポイント」でしたが、自社の決算書を横目に電卓をパチパチやりながらチェック項目を社長自身の手で確かめていただくことでいくつかの気づきを感じていただきました。経営指標の分析や観察などというと、会計士さんや税理士さんの専門分野に思えそうですが、こと経営に関する専門家はやはり経営者自身なのだと私は思っています。

ひとしきり2時間ほどのやりとりを終えたあと来月のテーマを決めたのですが、それとは別に現場のリーダーに対するコミュニケーション能力と技術についての話しになりました。現場の職長クラスの皆さんが、作業者を管理することの難しさ・・・特に意思疎通を図ることの難しさを感じていらっしゃるということなのです。

これは中小企業の(たぶん大企業も)かなり大きな悩みの一つだと言えます。というのは私が月例でお邪魔している企業様では業種を問わずこの点がどの経営者からも出されるテーマだからです。

経営に関する本を読むと、「経営とは会社の目的を達成するために自社の持つ経営資源を適性配置し活用することである」という類の表現が多く見られます。そして「経営資源とは、ヒト・モノ・カネ・情報を初めとする経営をしていくうえで不可欠なもの」などとも書かれています。

モノにしてもカネにしても知的財産にしても社風や企業文化にしても、およそ資源といわれるものを生み出したり活用するのはやはりヒトの手によって行われます。従業員とか組織というのはやはり重要な資源なんだということでしょうし、その人は他の資源と違って感情を持っておりコントロールが難しいといえるかもしれません。

使いようで人は大きな生産性を生み出すこともありますが、大きなブレーキに変わることもあります。賃金や待遇などの条件をよくすればいいかというと、そう単純なものではないようです。かのドラッカー博士の言葉に「企業はその企業がかかえる人材の能力以上の成長はできない」というのがありますが名言ですね。

しかし同じくドラッカー博士の言葉には「企業規模が大きいほど優秀な人材に恵まれているとは限らない」といのもあって、必ずしも知名度とか雇用条件に比例するとは限りません。要は人と人材として活用することは、規模が小さい企業であっても十分にできるのだと私も思います。

S社さんでは、年が明けた1月と2月に連続して職長さんクラス向けのセミナーを行うことを社長と決めました。アイデアがありますので、少し気合いを入れてセミナーの構成を考えてみようと思います。

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07年11月07日更新

知ることと知らせること

今朝も早朝出勤をしたのですが、なにをぼーっとしたのか曲がるべき信号を通過してしまいました。別に約束があるわけではありませんでしたので、一つ先の信号を右折したついでにスーパーS店に足を伸ばしてみました。買い物があるわけではなく、S店が24時間営業だったことを思い出したからです。

朝の6時過ぎの話しですから広い駐車場は当たり前のようにガラガラです。店内に足を向けてみるとたしかに営業中です。数えれば10本の指でまにあいそうな客の数ではありますが・・・。テナントの飲食店街も専門店もみな電気が消えてますので、食品売り場でそんなに需要もないだろうなと観察しながら歩いていると、2階行きのエスカレーターが動いていることに気づきました。

2階は食品ではなく日用品売り場のはず・・・と思って行ってみると、なんと全フロア証明がついて営業してるじゃありませんか。衣料全般から靴や文具・電化製品・ゲームの類まで全部です。店員さんに聞いてみると2階フロアも24時間営業なのだそうです。

知りませんでした。私の思い込みなのでしょうがスーパーSが24時営業してることは知ってましたがそれは食料品コーナー限定だと思っていたのです。私の場合夜中に食品を調達しなければならない場合はコンビニで事足りてしまう程度ですからわざわざ大きなスーパーに行く必要性は感じません。

しかし生活雑貨や衣料品だと少し事情が違います。日中は忙しくてゆっくり買い物をする時間がない人でも、夜間なら時間を気にせず買い物ができたり、徹夜仕事などでどうしても文具などが欲しいときはそれなりに重宝できるのではないでしょうか。実際ここでそういう調達ができるのなら来ればよかったと思うものがいくつかあります。

24時間は経営する側にとっても大きな負担があるだろうと想像しますが、私のように気がつかなくて利用機会を逸していた購買層があったとしたらもったいない話です。

24時間営業ということは通りがかりの看板を見ればわかります。が、営業品目の告知はたぶんされていません。先日の経済ニュースを覗いていたら、売れ筋商品をタイムリーに提供する一般的な姿勢の間逆で売れ筋から外れた商品を主体に品揃えをしているお店が以外に根強い人気を保っている事例が紹介されていました。

深夜でも顧客を集めるための看板は、一般的な食料品ではなくコンビニなどではとても調達できないもののほうが効果が大きいだろうと思います。品揃えを特別に変えよというのではなく、今のラインナップでも十分に商売をしている告知さえできればいいのだろうと思うのです。

お店からすれば当然のことでも、肝心の顧客に情報が伝わってなければなんの意味もありません。どうして宣伝しないのですか?と尋ねれば、ずっとご案内してますというこたえが返ってくるのだろうと想像します。「知らせる」ということは、どんな媒体でどのように伝えたかが問題なのではなく、相手にどのぐらい「伝わった」かが問題なのです。

「言った」「聞いてない」も同じです。聞いてない側に聞いた認識がなければ、言った行為は0に等しいのです。私達の日常にありふれている勘違いですね。十分に心に留めておく必要があります。

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佐藤雑感| 経営系

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07年11月06日更新

パンとワインの夕べ

土曜日の夕方からお客様であるU社さんで初のイベントがあり私も参加してきました。U社さんは仙台でも規模の大きなパン・洋菓子の製造販売会社ですが、経営者のこだわりとして「体に優しく美味しいパンを手軽な価格でたくさんの人に届けたい」という思いがあります。その一環として、パン食文化を少しでも広げたいとの願いを込めた今回の企画となったわけです。

パンの専門家とワインの専門家によるそれぞれ5種類の組み合わせを、いろんな説明を聞きながら食べそして飲む企画ですが、少しづつでも味わっているとけっこう酔いもまわるものです。パンとチーズにワインというシンプルな組み合わせですが、だからこそそれぞれの食感や味が楽しめるというものです。

パンはヨーロッパで一般的なものだそうですが、特に最初のツヴィーベルクーヘンはお酒の友としても食事としてもおやつとしてもいけそうな美味しい玉ねぎとベーコンで作られたものであんなふうな食べ方は初めての経験でした。

またワインもフランス・イタリア・アルゼンチン・日本もののそれぞれに味わいの違うものだったのですが、いずれも小売価格で1700円前後と手軽に楽しめる美味しい選択でした。特に甲州のフレッシュというやつは初体験でしたがお酒に馴染みのない方でも心地よく味わえそうなヤツです。

普段ひんぱんに接しているパンやお酒でも、その由来やレシピ・エピソードなどを聞きながら味わうのは面白いもので、耳障りにならない程度の薀蓄は味わいへの良い彩りとなりました。これで費用が2000円ですから、また機会があれば覗いてみるだけの価値はありますよ。

もちろんお店からすれば全然儲けのでるイベントではないのですが、お店の考え方や姿勢を示すにはとてもよい機会となります。たくさんのお客様に支持され続けるためにリサーチや商品開発が大事ではありますが、お客様の食の範囲を広げることは広い意味で大きな需要開拓にもつながっていくはずです。

U社さんではこうしたイベントのほかに、パン作り教室やケーキ作り教室などを開いて美味しいパンに触れ合う機会を増やしたいと考えているようです。

手間ひまはかかりますが、正統派のお店PRとしてこうした機会を続けて欲しいと思います。

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佐藤雑感| 経営系

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07年11月05日更新

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