Satoブログ
身を守ること
10年前からのお客様であるK様ご夫妻から相談がある旨の電話をいただきお伺いしてきました。電話機器のリース契約に関して不審点があり確認したいというものでした。ご夫妻は実直な70歳代の事業主さんでとても慎重な方ですが、金融とか契約に関してはとてもわからないことが多すぎると不安に思われていました。
ご夫妻は数年前に詐欺商法に巻き込まれてしまった苦い経験があり、いろいろなセールスにもより慎重になられたんですね。今回の不安点はお伺いしていろいろ調べてみたら問題なく解決することができ、お茶とおいしい漬け物で笑い話をしながら久しぶりに話しに花が咲いたわけです。
しかしお話を伺っていると、中年から高齢の域に達した方々にも他人には相談できない悩みが多いことを実感します。老後の生活費の問題、老後の生きがいや達成感維持の問題、跡継ぎを含めた相続に関する問題、健康や介護の問題、親しい友人が亡くなるなど若い世代では感じなかった漠然とした不安・・・。親しい親子間であってもなかなか相談したりしにくいことがたくさんあるものなのですね。
そうした“弱み”につけこんで悪徳商法を考える輩が多いのも事実のようです。
しかし高齢者には限らないのですね。たまたま企業の経営者であるお客様から同じく昨日電話をいただきました。実直真面目を絵に描いたような30歳代の社員が、2年ほど前に振り込め詐欺にあい誰にも相談できずに悩んでいたのだが・・・という内容です。また別の経営者からは、社員の中にサラ金で問題を抱えている者がいるらしいとの相談もいただきました。
詐欺商法とサラ金問題は別もののようにも思えますが、親兄弟を含めて誰にも相談できずに悩みを繰り返し、時間の経過と共にその傷口が広がっていくという意味では同じものともいえます。キーワードは「恥ずかしくて誰にも相談できない」「相談できる詳しい人を知らない」です。
本来企業でそうしたサポートをできればいいのでしょうが、問題が問題なだけに人事考課や評価への影響を懸念してやはり口にすることが憚れるというものでしょう。大企業であれば医務室とかカウンセリング室を設置して対策を立てたりもしやすいのですが、中小企業ではそれも簡単ではありません。
それにしても被害者も被害者だ・・・と詐欺事件があると言われることですが、被害者をうまく騙す技術は格段に進歩しているわけですから被害者を責めるのは酷なことかもしれません。昨日Kさんご夫妻と話しをしていてつくづくそう思いました。
ありきたりなのですが、不安を覚えたことは恥ずかしさを消して相談してみる→そのために相談できる人を近くに探しておく又は教えてもらう→相談に乗ることができる人は周りを見渡して心配を抱えている人に声をかけてあげる。こんなことなんでしょうかね。とてもアナログチックなのですがやはり大事なことかもしれません。
![有限会社エフピーサポート[FPSupport] 有限会社エフピーサポート[FPSupport]](http://www.21fps.com/img/logo.gif)
現在コメントは許可されていません。