Satoブログ

将来準備を欠かすな

鹿児島で、老老介護の老夫婦世帯で介護する側の夫が病死し、寝たきりの介護される側の奥様が熱中症でやはり死亡したという痛ましいニュースがありました。週に1~2度は介護サービスを受けていたようですが、その谷間に誰にも知られることのないうちの出来事だったようです。

一方、中高齢者のネットカフェ難民が増えているというニュースも同じ欄で目にしました。条件の良くない日雇い派遣業務従事者などで、住まいを借りるお金にも事欠きネットカフェや24時間営業のファーストフード店に“住んでいる”人たちが増えつつあるということです。もちろん全体から見ればほんの微々たる人数ですが、憂うべき兆候とも感じます。

日本の景気は回復基調であるといわれながら、現実にはこのような世界があることを知っておく必要があります。私たちにしても、たまたま大きな怪我や病気がなく健康にお客様に恵まれているので縁遠い話しのようですが、健康を損なっただけでも将来どうなるかはまるでわかりません。

国の財政は破綻状況といってもおかしくありません(参考:日本の借金時計 http://www.takarabe-hrj.co.jp/clock.htm)し、実際生活保護や公的扶助も削減を余儀なくされつつあります。残念ながら現状の日本では、経済的に困窮してしまった(自己都合でなくやむをえずそういう状況を強いられた場合に限りますが)時に、公的に助けてもらうことには限界があります。

北欧に言ってお話しを伺ったり施設を見せてもらったりしたとき、大きな政府の強みをうらやましくも思いましたが、超少子化を迎えている日本が仮にそういう舵取りをしようにもあまりにも難しい点が多すぎます。つまり、大部分は自己責任で問題を解決することを考えなければいけないということでしょう。

健康無事に老後を迎えたとしても、公的年金は生活の一部をまかなうことしかできません。基礎年金は現在価格で1ヶ月当たり6万円程度ですので、家賃をまかなうのがせいぜいと考えておくべきです。厚生年金や共済年金加入者であっても、公的年金が保険制度である以上、支給の負担してくれる若い世代が絶対的に少なくなるわけですから過分な期待はしないほうがよいと思っているべきです。

あらためて、将来(働いて収入が得られなくなった以降)の生活を守ることをシビアに考えておくべきだなぁと思いました。中長期の収支予測を考えたうえで、老後は?あるいは不測の事態を迎えたなら?を考えておくこともそれぞれの責任かもしれません。

暗いニュースを目にするとき、人間は誰でも他人事として傍観しがちですが・・・・・・

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07年08月29日更新

不思議の天体ショー

我が家では、めっきり朝方の涼しさを感じるようになりました。暑い日が続けば「早く秋になれ!」といい、涼しさから肌寒さを感じるころとなると「暖かくなれ!」と思うわけですから、つくづく自分勝手なものだと自分を苦笑する次第です。

明日は数年ぶりに(たぶん2001年以来)皆既月食が全国で見られるのだそうです。日没後まもない18時52分から始まり、20時23分に至るまでの一大天体ショーです。皆既の最大が19時37分ごろだそうですから、天気が晴れれば無理しなくても十分に楽しめる時間帯です。

理屈としては太陽と月の間に地球がはいって、地球の影で月が見えなくなるってことなんでしょうが、まぁそんなことはどうでもよくて、単純に不思議な光景を楽しめればいいのでしょう。しかし最近は仙台でも周辺団地でも、なかなか星空をきれいに見ることが難しくなってきています。それだけ余計な(もちろん不可欠もありですが)灯りがいろいろなところに灯っている証拠です。生活の上で便利さを追求するほどに、天上の輝きを失っているのと同じかもしれませんね。

北極海の氷が、以前予測していたよりもはるかに速いスピードで小さくなって(つまり解けて)いるようです。地球界全体の気象について人間が持ち合わせている情報などほんの微々たるものですから、温暖化とか異常気象の原因が何であるかを断定することはできませんが、少なくても人間が自然の流れに逆らって排出している二酸化炭素などが良い影響をもたらしているとはどうしても思えません。

仙台市のほぼ中心に建った新しいビルは、ビル全体が明るく白い光を発しています。ビル内の電気ではなくビルの外周に電気が行き渡っているんですが、あれってどんな意味があるのかしら?と考えさせられます。あの光はなくて困るものではなく、電力の浪費であり星空を隠す障害物であるようにしか思えないのです。

もはや不便な生活に戻る自信はありません。それを維持するだけでも相当な環境破壊につながるのかもしれません。しかし蛇口を絞らなければ子孫に大変な負担(または取り返しのつかない負担)を強いることは間違いないようです。

月食観察は、そんなことも知らせてくれる機会なのかもしれません。 

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07年08月27日更新

言って良いこと悪いこと

原則として政治ネタは扱わないこととしているのですが、少し頭にひっかかることがありましたので感想を言わせてもらいます。

 米国大統領が22日に行った演説に、日本や韓国・ベトナムの例をみればイラク侵攻は価値のあることだ・・・旨の発言をしています。イラクの現状は誰も喜ばない結果となっていますので、決定者として正当性を主張することは十分にわかりますが、しかし引き合いに出している内容は、かなり日本を侮辱したものに思えます。

発言の趣旨は、日本や韓国はアメリカが参戦して勝利したから民主化できたのであって、そうでなかったらアルカイダと同じ国になっていたのだとか、ベトナムはアメリカが勝利せずに撤退したためにひどい状況を生んだのだとか・・・。要するに、イラクに侵攻したのは民主化樹立のアメリカの支援であり、いま撤退したらベトナムのように悲惨な状況を生むのだ、という論説のようです。

たしかにそういう見方もありますが、その反対の見方もあります。しかし一国のリーダーが、まして超大国のリーダーの発言としては表現にもっと工夫があってしかるべきでしょう。モノのたとえは、主張をより具体的にわかりやすくするための手法ですが、悪い引き合いに出されるほうは気分のいい思いをするはずがありませんし、何より正しい戦争などありはしないと私は思います。

しかし心に引っかかっているのはその発言要旨ではないのです。その発言に対する抗議なり、否定的なコメントが日本からでないことが引っかかるのです。ベトナムでは、発言の翌日に外務省報道官が不快感の表明をしましたが、日本では高官のコメントどころか一言もなかったように思います。つまり公式には否定も嫌悪感も示さなかったことになりますし、ということは肯定する意になるのでしょうか。

言うほうも言うほうですが、聞くほうも聞くほうです。たかが米在郷軍人会の集会での発言・・・ということなのでしょうかね。

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07年08月26日更新

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